豊田氏は公共図書館ならではの役割を、以下のようにまとめています。
- 知的ニーズの変化をいち早く推測できるアンテナショップ
- 全ての人々にあらゆる分野の情報を提供するポータルサイト
この二つが公共図書館の役割であり、強みです。例えば先に挙げた「コーナー設置は出発点と心得よ」では、ミニコーナーを設置することで市民のニーズをいち早く吸い上げる方法を紹介しました。また、図書館を情報のポータルサイトと位置づけ、普段から他機関との協力体制を作っておくことで、利用者のニーズに応じて柔軟に他機関と協力し支援を行うことができます。
このように、公共図書館の強みを前面に押し出し、活かす図書館運営が求められます。