図書館学徒未満

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大阪市立東洋陶磁美術館

中之島図書館と同じく、大阪・中之島にある陶磁器専門の美術館です。現在は財団法人大阪市美術振興協会が運営しています。
大きさとしては中之島図書館と似たようなサイズでしょうか。渋い感じの展覧会を多く開催しています。
職員数は9名です。


平成21年度収支予算(単位: 千円)

美術館事業 194,299
友の会事業 2,292
出版等事業 14,180
管理費 6,500
予備費 1,044
218,315


出典: [http://www.moco.or.jp/pdf/6shushi.pdf:title=http://www.moco.or.jp/pdf/6shushi.pdf


おおお……職員数は大体図書館の1/3なのに、ご予算額は倍くらいあるんですね、すごいです。
ちなみに美術館事業費の内訳はこんな感じです。

常設展示費 2,270
企画展示費 5,228
特別展示費 24,523
調査研究費 6,800
普及事業 4,155
ボランティアガイド 343
運営事業 127,578
管理費 23,402


「調査研究費」がきっちり計上されているところに涙が出ます。図書館の方にはこんな項目ありませんでした……。
人件費は運営事業費の方に含まれているんでしょうか?詳しい額はわからないですが、なかなかラグジュアリーですね。

おそらく「普及事業費」がPRにかかる費用だと思われます。なるほど、これだけの金額があるなら交通広告も出せますね。

なお東洋陶磁美術館ですが、22年度収入は美術館の収入や出版物の収入、友の会の会費などを合わせて51,669(千円)となっています。