「指定管理者によるずさんな運営の事例がある」
たとえばブコメでご指摘を受けました泉南プール事件ですが、あれは経緯を見る限り、もちろん業者も悪いのですが、ちゃんとモニタリングせず、市民からの苦情も受けつけなかった市側も相当な問題がありますね。指定管理者を入れたとしても、なにもかも丸投げしてはならず、定期的にモニタリングや運営状況の評価などを行うべきです。これは指定管理制度の利用において、発注者である行政側の当然の義務です。
またずさんな運営はなにも指定管理者の専売特許ではありません。船橋焚書事件は直営館で発生しています。図書館ではないですが、大津のいじめ事件も公立校で起きています。「直営だから安心・安全、民間だからずさん」という単純な構図ではないのではないでしょうか。
いずれにしろ、「ずさんな運営」を監視するのは行政、そして市民の義務です。これは直営・民間に関係ありません。一番の悪は「丸投げ根性」です。