図書館学徒未満

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「民間企業は図書館の運営には向かない」論のウソ

※わたしは図書館の指定管理受託をしたことがない一民間人であり、以下の記事には推測が多分に含まれます。ご了承の上お読みください。
※本稿は個別の委託問題、たとえば武雄市図書館におけるCCCの受託問題などに踏み込んで論じたものではなく、あくまで一般論です。武雄市の件についてご意見のある方は Twitter@liliput まで、あるいはこちらまでお願いいたします。



id:yuki_0さんの記事「そろそろ民間は図書館にはそぐわない,って単純にいうのはやめようぜ」に便乗します。


よく「民間企業は利益追求が最優先だから、図書館のような公共性の高い施設の運営には向かない」といった説が主に直営図書館の中のひとから聞かれますが、図書館の中のひとにも民間人が何を考えて公共案件を受けるのかを知ってもらえればと思い、本エントリを書く次第です。