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図書館学徒未満

図書館学に関する本を読んだり調べごとをしたりしています。はてなダイアリーから移行しました。

学芸員はコンシェルジュに学べ、司書はキュレーターを見習え

学芸員と司書にはそれぞれの本分があります。単純に互いの真似をせよと言う気はありません。

しかし一般的に見て、博物館員には


何でもお申し付けください!来館者一人一人を支援する奉仕の心*1


図書館員には


仕掛ける!利用者をあっと言わせる攻めの姿勢*2


がそれぞれ欠けていると思うのです。


博物館員には、もっと出てきてもらって利用者と触れ合ってもらいたい。図書館員には、プロならではのスキルと視点でもっと提案をして欲しい。そうすれば、それぞれワクワク感と満足感が同居した、もっと魅力的な施設になるんじゃないかと思います。

先にあげた事例では、それぞれの施設が自館内で対策する場合に考えられるプランをあげましたが、そもそも自分のところだけで望まれる技能やリソースを賄おうとする必要もないでしょう。
例えばどこかの博物館で企画展をやっていたなら、近隣の図書館が軽トラ一台に関連資料と司書を乗せて派遣する代わりに、博物館からは感性鋭いキュレーターを寄こしてもいいんじゃないでしょうか。
また、夏休みの自由研究の面倒を合同で見るのも面白そうです:)。


博物館と図書館はそれぞれ異なる施設です。それぞれにはそれぞれの役割と事情があるでしょう。
しかし教育学徒の目から見ると、どちらも同じ社会教育施設です。それも、資金難にあえぎ、専門性に対する理解のなさに苦しむ同病相哀れむ同士です。
それならそれで、お互いに助け合い、学びあえる点もあるんじゃないかな?と思ったりするのでした。

追記

id:myrmecoleon 様からブクマコメにて、図書館と博物館のコラボレート事例として山形大学附属図書館 紅花の歴史文化館をご紹介頂きました。ありがとうございます。文献資料とそうでない資料、活動報告がいい感じに並列紹介されていて、見て回ると楽しいです。
こちらは電子資料館とのことで実際の建物は無いようですが、Web上だと実際の建物を作るよりコラボレートの敷居が低くなるでしょうから、こうした面白い試みにもっと出てきて欲しいところです。

*1:もちろんこれができている博物館もあります。琵琶湖博物館とか。

*2:もちろんガンガン攻めている図書館もあります。浦安市立図書館とか。