一人で組織を回すには - 「ワンパーソン・ライブラリーを運営する能力と性格に関するチェックリスト」を訳したよ!
カレントアウェアネスで紹介されていた「ワンパーソン・ライブラリーを運営する能力と性格に関するチェックリスト(記事紹介) | カレントアウェアネス・ポータル」を訳してみました。原文はこちらです。すっごく遅いネタで申し訳ありません……。
図書館員向けではありますが、実際に1人である程度の組織を回しているような立場のひとなら結構頷かされるものがあるかもしれません。
時間管理
- やるべきことを書き出し、予定を立てている。
- 大きなタスクを小さなタスクに分解し、より実行可能なタスクにして優先順位づけをしている。
- 利用者を最優先し、予定を再編成できるくらいに柔軟である。
変化の管理
- 自分の組織の中や同僚たちの間で何が起こっているかを知るために時間を取っている。
- 変化を受け入れている(あるいは最低でも変化を受け入れられるような方法を探している)。
- 変更事項を伝え、実行に移すよう支援している。最終的に、自分が情報の発信源となっている。
ストレス管理
- 1日の中で休憩をとり、ワークライフバランスの重要性を理解している。
- 新しい視点に立って自分の予定や仕事、そして環境を大なり小なり変化させている。
- 専門家としての役割遂行や能力の向上に時間を取っている。
マーケティング
- マーケティングは利用者のコミュニティに利益をもたらす重要な活動だと信じている。
- 利用者に対して図書館サービスや資料を提示する機会を探している。
- ソーシャルメディアやブログのような、利用者とコミュニケーションする新しい手段を探すのが好きだ。
専門性の向上
- 昨年、オンラインセミナーやポッドキャストに参加した。
- 図書館情報学会でちゃんと活動している会員だ。
- 図書館情報システムやサービスについて疑問があった場合に相談できる同業者のコミュニティに所属している。
資料の拡充
- 必要な資料を特定するために利用者や管理者と相談している。
- 資料選定基準を定義する図書館の方針を書いている。
- 定期的に資料を評価し、データに基づいた予算の決定を行っている。
情報技術
- いつも腕まくりしてトナーを補充したり、スキャンや印刷の仕方をユーザーに説明している。
- スマートフォンやタブレットを持っており、様々なOSやUIの問題解決ができる。
- 自組織の情報系スタッフにインターネットセキュリティについて相談しており、ソフトウェアは最新の物を使っている。
目録や刊行物の管理
- カタロギングは重要な作業であり、資料を利用可能にするためにはきちんと登録されている必要があるべきだと信じている。
- カタロギングについて疑問があるとき、どこを調べればいいか知っている
- 雑誌や書籍資料の選書にあたり、予算やスペース、利用者の要望や利用状況を考慮している
スコア
当てはまる項目1つにつき1点加算して、合計点がスコアになります。
20-24点 | あなたは一人図書館の運営にとても向いています!多彩なスキルとひとに手を差し伸べようという意志があれば、業務とそれに関連する個性の調和を取るのに何の問題もないでしょう。 |
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16-19点 | 当てはまらなかった項目を見直してみましょう。それらを改善する時間を取ってみてはいかがですか?他の一人図書館員と話してみて、これが自分の進む道なのかどうかを考えてみましょう。 |
0-15点 | 一見すると、あなたは一人図書館の運営にとても向いているとは言えないようです。心配しないで - 図書館情報学分野には他の立場と技能で図書館利用者に奉仕できる多様な進路があります。。 |
如何でしたでしょうか?最後であっさり突き放しているのがちょっと気になりますが、向いている仕事を選ぶのが一番ですよね☆